大人の教養
教養・・・自分には足りていないと認識しつつ、「大人に求められる教養ってなんだろう?」とふと疑問に思い、この本を手に取りました。
教養は、すぐには役に立たない知識。
そのため経済界から即戦力を求められる大学などでは軽視されていたけれども、創造的な発想や、新たな視点を与えるという意味で、専門分野(本業と言っていいのかな)にも役に立つときがくる重要なもの。
そして、人間性を豊かにし、社会に価値を生む専門分野の活かし方を示してくれるもの。
教養が軽視されたことで起こった日本の歴史上の事件にも触れられ、教養の重要性を知ることができました。
個人的には大学時代に専攻していた、文化人類学の上田紀行さんと池上さんの4限目がとても面白かったです。
本を読む習慣を身につけたいと思いつつ、普段は仕事に関する本を必要に迫られて読む程度なので・・・
もっと興味の赴くままにいろいろなジャンルの本を漁ってみよう!と刺激をいただける本でした。